もし一発合格できたら、こんな題名で記事を書いてみたいと思っていたので、書いてみました。
「一発合格」というのはちょっと大げさで、実は中国語検定試験2級の敷居が高いのを知っていたので、途中、TECCやHSK5級を受験してから自分がどのくらいの実力に相当するかをチェックしながら受験したため、一発で済んだというだけなのです…
2016/3にHSK5級で合格(180点以上)したので、中国語検定2級を受験する土俵入りに乗ったと判断したので、2016/6に受験し、近年 稀にみる高い合格率に支えられ、ギリギリ一発合格できました。今、中国語検定2級を10回受験しても、5回も受からないかも・・・という実力だと思います。
合格時の得点などは、下記の記事をご参照ください。
1. 中検二級合格にかかった期間と勉強時間
10年前くらい、海外旅行に行きたいからという動機で語学学校に通ったりして趣味で始めた中国語。その時には150時間くらい勉強しましたが、発音メインで勉強したため、中国語検定3級レベルにすらならず勉強を断念しました。
そして、2年前に中国語の勉強を再開。中国語検定3級から2級合格までにかかった期間は、
でした。
勉強時間は、
勉強時間は通勤時間や子供達が寝た隙間時間がメインなので、音声教材の聞き流しが多いので、集中して勉強すれば、もう少し効率よくできるかもしれません。
しかし、2級にはかなりギリギリで合格しているので、もし余裕を持って合格しようとするとあと100~200時間の勉強が必要だと思います。
2. 受験までのロードマップ
中国語検定3級に合格してから、中国語検定2級に合格するまでの2年弱、実力を計るためにTECCやHSK5級を途中に挟み、実力を計りながら受験を決めました。
- 2014/11 中国語検定3級合格
- 2015/12 TECC 581点
- 2016/03 HSK5級 248点
- 2016/06 中国語検定2級合格
中国語検定3級に合格してから最初の一年間は、まだまだほど遠いというのを実感したので、試験などを受験することなく、ひたすら語彙力強化などに時間を割きました。
この1年間は結構長く感じ、いつこの中級の壁は超えられるのだろう…とだんだん飽きてきました。そこで、2015/8にはこの中国語のブログを書き始め、いったいどれくらいかかるか分からない中国語中級勉強の記録を始めたのでした。
1年間勉強してからだんだん語彙力はついてきたと実感できてきたのですが、中国語検定2級まではまだまだ実力不足を実感。中だるみの時期にもなってきたので、実力を測るために、TECCとHSK5級を受験しました。
3. 中国語検定2級勉強法
中国語検定2級の勉強を振り返って、時間の流れ順にやってきた勉強法をご紹介します。
①第一に語彙力強化 & 聞き流しも同時に
2014/11の中国語検定3級に合格して「さぁ、次は2級を勉強しよう!」と問題集を開いて愕然としたのは、単語が分からないということでした。
そこで、聴読中国語―HSK(漢語水平考試)大綱準拠 (東進ブックス)を初めとする語彙力アップによさそうな本を数冊購入し、まずは語彙力強化を約半年行いました。
聴読中国語は、「HSK6級・中検2~準1級に最適で、一般使用語の90%をカバーする4,600語」というキャッチコピーに惹かれて購入。音声教材がついているので、これを通勤時間と子ども寝かしつけの間に聞き流したので、リスニング力も自然と向上しました。
②スピーキングの練習を開始
これは中国語検定2級の勉強とは直接関係ありませんが、中国語検定3級を合格すると、カタコトながら中国語を発してみる素地はできます。
英語の時の失敗があり、勉強時間をかけたにもかかわらず、全然しゃべれないというようになりたくなかったので、スピーキングの練習も開始しました。
語学学校に通うというのは時間を作るのも大変だったので、オンラインで子ども達が寝静まった後にできるSkype中国語を始めることにしました。
最初は自分の発音なんて全然通じないのでは??という恐怖感もありましたが、先生が日本人のレッスンに慣れているお陰もあるのか、意外と通じました。
リスニング・スピーキングのバランス良く勉強できればいいなと思っていますが、実際は子ども達の寝つきが悪いため、なかなか夜のSkypeレッスン時間が取れていないのが最近の悩みです。
一度、寝付いたと思っていたらSkypeレッスン中に途中で起きてしまったようで、6歳長男に「ボクが小学生になるまでは一人で寝れないから、中国語レッスンはやらないで」と言われてしまったので…
④文法は細かい点を勉強
中国語は文法が比較的簡単なので、中国語検定二級から新たに出る文法というものは少なかったです。
しかし、それにも関わらず筆記試験の過去問はかなり難しく感じました。
そこで、文法についても改めて細かい論点も整理し、勉強しました。2級では新しい文法というよりも、3級で勉強した文法を使うにあたって、実はこの使い方はしてはいけないなど、どちらかというと細かい用法が問われます。
そこで誤用から学ぶ中国語―基礎から応用までを購入し、日本人が日本語→中国語に翻訳するとついついやってしまいそうな間違った翻訳例を見ながら、どうしてこの表現はダメなのかを勉強することにより、間違い探しが上達しました。
⑤最後は試験対策
語彙力がある程度つき、同時にリスニング能力も鍛えられ、文法も間違い易い文法についての論点を押さえたところで、最後は試験対策を行いました。
リスニングはだいたい7割くらいは取れるようになっていましたが、筆記は58点くらいしか取れない状態で受験しても奇跡的に合格しましたので、合格奪取! 中国語検定2級 トレーニングブック 筆記問題編はかなり難易度が高めだと感じます。
逆に言うと、この問題集がスラスラ解けるのであれば、準一級の入口学習は既に完了していると言ってよいくらい、内容の濃い問題集でした。
長い2級の過程を何とか飽きないようにメリハリとつけながら学習していきましたので、その流れを記録してみました。ご参考になれば嬉しいです♪
コメント