が、友人との会話の中で、「語学勉強は今後も必要か?」という話題になり、いろいろ考えさせられました。
膨大な時間をかけて、英語・中国語と話せるようになっても、話せるようになる頃には、自動翻訳が改良され、ちょっと語学を勉強した程度ならすぐ抜かれてしまうのでは?という意見でした。
実際に、Google翻訳の精度もどんどん向上しており、中国語→日本語ではいまいちな翻訳だと感じますが、中国語→英語の翻訳はなかなかのものだと関心させられます。
が、私のように留学経験もなく、ただ独学で勉強して、新聞を辞書を引きながら頑張って読む程度なら、Google翻訳と大してレベルが変わらない気も…
1. 都営地下鉄全駅にタブレット端末配備
都営地下鉄では今年の4月から、全駅にタブレット端末を配備し、29言語という多言語での案内に対応できるようにしているそうです。東京都交通局ホームページ:
もちろん、タブレット端末を使ったやり取りにはまだ限界があるとは思いますが、東京オリンピックに向けてまだまだ一層インフラは整備されていきそうですね。
2. 今の小学生の65%は今存在しない仕事に就く
「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」これは2011年、米デューク大学のキャシー・デビットソンが語った予測で、世界中に大きな衝撃を与えました。日経PCオンライン:
実際に、今や皆が知っているグーグルは1998年設立、Yahooも1995年設立と、20年くらいの歴史しかありません。
誰がここまで伸びるビジネスだと予想できたでしょうか? こうして考えると、翻訳や通訳というような仕事が残りの35%になり得るかということになりますが、単純翻訳というような部分でいうと既にかなり自動翻訳に置き換わっているので、かなり厳しい部分があると言えそうですね。
3. 技術革新によって、今ある仕事の約半分はなくなる
「今後10~20年程度で、米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高い」英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授がこのような衝撃的な予想を発表しました。現代ビジネス:
日経新聞:全日空、手荷物預け自動化 待ち時間を半分以下に
3つのニュースで、機械が人間に置き換わっていくという例を見てみましたが、ドラえもんの「翻訳こんにゃく」のような時代が到来するのでしょうか?
しかし、今回改めて整理したのは、そのような環境の変化の中で「語学を勉強し続ける」という厳しさをきちんと把握しておきたかったのです。
確かに単純に言葉を通訳するというニーズは、タブレット端末に置き換わりそうですが、
- コミュニケーションの手段
- 専門分野の翻訳
という意味では、まだまだ語学を勉強する価値は大いにあると感じています。
さすがにタブレット端末のように29か国語は身につけられませんが、中国語と英語は引き続き頑張ってビジネスレベルを目指したいと思います!