中国語を本格的に勉強し始めて1年半が経ちました。
- 初級:発音
- 中級:語彙力
の大きな壁にぶち当たってきました。
英語学習の際に、英単語を丸暗記した割に、使える単語にならなかったことに懲りた私…
できるだけ丸暗記ではなく、文章の中で単語力を身に付けようと、単語の機械的な暗記は後回しに・・・・
しかし、中国語検定二級となると単語数が多く、漢字を見れば意味は分かるけど、聞き取れない単語がまだまだ多いことに、TECCを受験してみて気づきました。
そこで方向転換し、単語の聞き取り練習をすることを開始!
今回はその練習方法が結構有効だったのでご紹介します。ただし、この方法は万能ではないので、限界も記しておきますのでご参考にしてください。
1. キクタン中級編ディクテーション
教材は、キクタン中国語【中級編】中検2級レベル を使用。
キクタンは8個の単語が1ページに収められています。
①1ページの8個の単語を聞き取り、ノートに書き取る
- 分からない単語があっても途中で止めない
- 8個の単語を聞き終わり、ポーズになったらCDを止める
②1ページ聞き終わったら、キクタンを開いて答えあわせ
中国語→日本語→中国語の順番で発音されるので、聞き取れるかどうかで単語を3分類します。
- 中国語の段階で漢字・意味が浮かぶもの
- 日本語の段階で漢字が浮かぶもの
- 日本語を聞いても漢字が浮かばないもの
3.については、キクタンに印を付けて重点的に復習します。この単語は学生時代のように何度かノートに書き取りをしました。
2.は、漢字が中国語=日本語か、中国語が日本語に似ていて類推ができるものです。
例えば、「dài yù」というピンインを聞いて、「待遇」とすぐに漢字が浮かぶかがポイントとなります。今は、2.「たいぐう」と聞いた段階で漢字が浮かぶものが多いので、まるで日本語漢字の聞き取りテストとなってしまっています。
通勤中もCDを聞きながら、中国語が流れたら漢字を頭の中で浮かべる練習を並行して行うと、復習となり学習効果が上がります。
途中CDを止めずに書き取りをしなければならないため、スピードもかなり必要。
反射神経的に漢字が浮かぶというところまで持っていく必要があります。
一回目の正答率は60%でしたが、残念ながらb.の日本語を聞いた後で書けるというものが多く含まれているので、1.中国語のピンインですぐ漢字が浮かぶのは、30%程度だと思われます。
2. キクタンヒアリングの長所と限界
キクタンヒアリングの長所
- 「政府」や「患者」など、日本語と同じものについてリスニングでも漢字が思い浮かぶようになる。
特に類義語の使い分けなどがない単純な名詞については、発音だけ覚えれば十分なのでこの方法が有効である。
キクタンヒアリングの限界
- 中級では、類義語の使い分けが良く出題される。そのため、単語は用法が重要になるので、これは例文の音声が付いていないキクタンヒアリングだと限界がある。
- キクタンの中級編では、日本語を挟まない中国語→中国語の音声CDがないため、本当に中国語だけで分かっているかの検証が難しい。
キクタン中国語【慣用句編】中級レベル においては、CDの前半は中国語→日本語→中国語ですが、CDの後半は中国語→中国語なので、本当に中国語だけで漢字が分かるようになっているのかの検証ができるので、中級編にも中国語音声だけのものを付けてほしいですね。
限界があるものの、このやり方はかなり語彙力がついたことを実感していますので、試験本番までにキクタン中級編を9割くらいの正解率になるまで繰り返したいと思います。