中国語は初級の発音が大変難しいですが、漢字が共通なのである程度意味を推察できることから、中国語検定3級までは比較的順調に勉強できます。
しかしながら、中国語検定2級~中国語検定準一級となると、語彙力の勝負となり、慣用句・成語でつまづく方々が多いと思います。
実際、成語ハンドブックを購入したものの、どこから手を付けてよいのか戸惑っていました。そこで、お気に入りの、中国宮廷ドラマの琅邪榜(ろうやぼう)全54話に登場する成語・慣用句をまとめ、成語集は辞書代わりに使って復習するという方式を取り入れてみました。
それでは、第12話の慣用句・成語を見てみましょう。
1. 第12話の慣用句・成語
第12話に出てきた慣用句・成語表現を抜き出しています。 日本語訳は直訳ではなく、物語に即して翻訳された日本語字幕をそのまま表記しています。
①直言不讳:ありのままを言って遠慮しない
恩師が陛下の怒りも顧みず直言されたのは、大家の気概でしょう。
”讳(huì)”は「はばかる、タブー」という意味です。
②熬油:夜更かしする
このまま無理をさせては次は持つかどうか分らんぞ。
“熬油(áoyóu)”は、「油を使う」という意味から転じて、「夜更かしをする」という意味になっています。
③投其所好:相手の好むところに合わせる
着眼点を変えたのです。
④非同小可:ただ事ではない
1艘ならまだしも6艘分となると大量だ。
⑤无巧不成书:ちょうどうまい具合に
Běnlái yìshíjiān hěnnán zhuīchá, méixiǎngdào wúqiǎobùchéngshū, wǒ jūrán pèngdào le.
”无巧不成书”は、「偶然や奇遇がなければ、小説や物語にはならない」という意味から転じて、「ちょうどうまい具合に」という意味を持ちます。
2. 琅琊榜 第12話あらすじ
痕跡なくとも
梅長蘇は儒教の権威、周玄清を朝堂に招くことに成功するが、実は周玄清の兄弟子は林殊の師であった。
梅長蘇が周玄清を見送っていると、そこへ霓凰郡主が現れ梅長蘇の正体を問う。
これ以上、隠し続けられないと知った梅長蘇は、自分が林殊であることを打ち明け、そのことを誰にも悟られないようにしてくれと郡主に頼む。
一方、靖王は戸部尚書の任に就いた沈追から、官船で運ぶ積み荷に問題があるとの報告を受ける。
実は江左盟でも大量の火薬が都に運ばれている事実を突き止めていた。
そんな中、後宮では皇后が原因不明の病で倒れてしまい…。
霓凰郡主がついに梅長蘇が自分の亡き婚約者の小殊でないかという疑問を梅長蘇にぶつけます。しかし、首や手に小殊だったらあるはずのあざがない…
それで諦めるのかと思いきや、梅長蘇に抱き着く霓凰。そして、それを受け入れて抱きしめる梅長蘇…
霓凰が一言、「女人的感觉总是这么不讲道理。」 女の直感ってすごいですね!
コメント
いつも参考にさせて頂いています。有り難うございます。
却不该衰肠→却不改衷肠