語学を身に着けるというのは本当に大変ですよね。
最初はやる気もあるし、どんどん上達するのが楽しいのですが、ある時に上達の壁を感じ、そうなるとあとどれだけ勉強すればペラペラしゃべれるようになるのだろう…と終わりの見えない勉強に嫌気がさして、挫折してしまいがちです。
それなら楽しく勉強をしたいということで、中国宮廷ドラマの琅邪榜(ろうやぼう)というなかなか面白いドラマで成語・慣用句を覚えようとトライアル中です。
- 1. 第23話の慣用句・成語
- ①有头有脸:顔がきく、権威がある
- ②硬骨头:気骨のある人
- ③落井下石:人の危急につけこんで、打撃を加える
- ④想方设法:いろいろと思案をめぐらす、八方手を尽くす
- ⑤两袖清风:清廉潔白である
- ⑥望尘莫及:足元にも寄れない
- ⑦细枝末节:枝葉末節、重要でない細かな部分
- ⑧瞬息万变:きわめて短い時間にめまぐるしく変化する
- ⑨巴不得:~したくてたまらない
- ⑩走过场:いい加減にその場をごまかす、お茶を濁す
- ⑪滴水不漏:緻密で隙がない
- ⑫一劳永逸:一度苦労すれば、後は末永く楽ができる
- ⑬轻而易举:たやすくできる、手軽にできる
- ⑭水落石出:物事の真相が明らかになる
- ⑮德才兼备:才徳兼備
- ⑯推波助澜:波瀾を巻き起こして望ましくないことの勢いを助長する
- 2. 琅琊榜 第23話あらすじ
1. 第23話の慣用句・成語
第23話に出てきた慣用句・成語表現を抜き出しています。 日本語訳は直訳ではなく、物語に即して翻訳された日本語字幕をそのまま表記しています。
①有头有脸:顔がきく、権威がある
どいつも顔の利く大物だった。
②硬骨头:気骨のある人
実に気骨があってな。
③落井下石:人の危急につけこんで、打撃を加える
私の落ちぶれた姿をあざけりに来たわけか?
”落井下石(luò jǐng xià shí)”は、「井戸に落ちた人に石を投げ込む」ことから転じて、「人の危急につけこんで、打撃を加える」ことを指します。
④想方设法:いろいろと思案をめぐらす、八方手を尽くす
あなたが死罪を免れ、生きて牢を出られるよう夏江は手を尽くすはずだ。
⑤两袖清风:清廉潔白である
新茶の時期に古い茶を飲むとは、実に慎ましいな。
”两袖清风(liǎng xiù qīng fēng)”は、「袖の下を取らない」ことから転じて、「清廉潔白である」ことを意味します。
⑥望尘莫及:足元にも寄れない
Xiàshǒuzūn gāofēng wǒ děng shízài wàngchénmòjí.
”望尘莫及(wàng chén mò jí)”は、「前を行く人が乗っている馬の立てた砂塵が見えるだけで追いつけない」ことから転じ、「足元にも寄れない」ことを意味します。
⑦细枝末节:枝葉末節、重要でない細かな部分
Zhèdāngzhōng yǒuxiē xìzhīmòjié de shìqíng, qiānchě dàole Xiàshǒuzūn.
⑧瞬息万变:きわめて短い時間にめまぐるしく変化する
だが状況は絶えず変わる、一寸先は闇ですよ。
⑨巴不得:~したくてたまらない
一刻も早く私を殺したくてたまらぬのだろう。
”巴不得”、”恨不得”は、どちらも「強く願う」ことを言い、違いは下記の通りとなります。
- 巴不得…実現可能なこと
- 恨不得…実現不可能なこと
⑩走过场:いい加減にその場をごまかす、お茶を濁す
それはだな。とりあえず直接確かめて記録に残したかったのだ。
⑪滴水不漏:緻密で隙がない
だが夏江にとっては、あなたは死人ほど口が堅いとは言えなくなった。
”滴水不漏(dī shuǐ bú lòu)”は、「一滴の水も漏れない」ということから転じて、「緻密で隙がない」ことを指します。
⑫一劳永逸:一度苦労すれば、後は末永く楽ができる
後顧の憂いを絶つため、あなたが牢を出る日に命を狙うはず。
⑬轻而易举:たやすくできる、手軽にできる
簡単に利用できる男ではない。
⑭水落石出:物事の真相が明らかになる
どのように陥れられたのか、白日の下にさらす。
⑮德才兼备:才徳兼備
考えてもみてください。夏江と謝玉だけで、才徳のある祁王を死に追い詰めたとでも?
⑯推波助澜:波瀾を巻き起こして望ましくないことの勢いを助長する
それに気づいた夏江が君主の憂いを取り除いたのかと。
2. 琅琊榜 第23話あらすじ
あの日の真実
梅長蘇は獄中にある謝玉のもとを訪れる。
夏江に賭ける謝玉に対して梅長蘇は、生き延びたいのであれば自分に頼るしか道はないと言い放つ。
その頃、誉王は夏江に会い、卓鼎風が李重心という書家を殺したことに夏江が関与していたのではと問う。
李重心のことが漏れてしまったことで、夏江から見限られたと悟った謝玉は、梅長蘇に命を守ってもらう条件で、13年前の赤焔事案の真相を語る。
謝玉の収監される牢の隣では、梅長蘇に呼ばれていた靖王と夏冬が謝玉の告白を耳にし…。
謝玉と梅長蘇の頭脳戦、軍配はさすが諸葛亮の再来のような梅長蘇にあがりました! 謝玉の最初は自信に満ちた表情から、だんだん不安を隠せぬ表情に変わっていく姿が痛快でした。
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